電池を誤飲した時ははちみつを飲むといいかもしれない

この前電池誤飲がきたときにふんわり見つけたキーワード、はちみつ

電池誤飲に伴う消化管穿孔のリスクをはちみつは下げてくれるかもしれないというお話

→uptodateでも1-2時間以内で症状がなければいいかもと書いてあった. 医療者はスクラルファート500mgをいれるとも

◯抄録

リチウム電池を豚の食道において、りんごジュース、オレンジジュース、ゲートレード、パワーライド、はちみつ、メープルシロップ、スルファートを流してみた. 10mLを10分おきに還流し, 1週間後に肉眼的組織的に評価.

はちみつとスルファートが一番保護的に働いた. 自宅ではちみつを飲んで、病院でサルファタートを内服するといいかもしれない

こちらの方がFull textもあり、とても読みやすい(けど、食道の画像があるので閲覧注意)

上の論文では症状がでるまでの時間を後方視的に検討したものがあり興味深い

食道異物を示唆する症状：発熱、咳嗽、副雑音、嘔吐、嘔気

異物誤飲した児の12%に消化管熱傷がおきている

最初の数日：炎症、浮腫、壊死

3-4週間後：壊死組織が脱落し潰瘍を作ることによって穿孔しやすい

数週間: 組織が再生するときに狭窄

の３つのリスクがある

放電にともなうアルカリ液放出→消化管障害によって粘膜病変が生じる

これだとひっかかってないと確かに穿孔リスクは低いかもしれない

◯対応について

食道：とりにいく

胃内：5歳以下, 20mm以上の場合はとりにいく。それ以外は経過観察

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